こんにちは、あずるです。
今回は「資産管理の効率化」に特化した記事となります。 これまで私は、機関士として船のパラメータを管理するように、自身の資産も数値で厳密に管理してきました。
しかし、証券会社のアプリだけでは「自分の知りたい情報(税引後の正確な配当金や、攻めと守りの比率など)」がパッと見で分からないという悩みがありました。
そこで、「ないなら作る」の精神で開発したのが、今回配布する『月別入金見込み早見表』です。 ExcelやVBAに詳しくない方でも使えるよう設計しました。ぜひ、あなたの航海(資産形成)にお役立てください。
なぜ、このツールが必要なのか?
- 結論から申し上げます。「リスクの偏りを数値で把握するため」です。
高配当株投資を続けていると、どうしても「利回りの良い銘柄」に目が向きがちです。しかし、それではポートフォリオ全体が「景気敏感株」に偏り、不況時のダメージが大きくなるリスクがあります。
このExcelファイルは、以下の問題を解決するために設計されました。
正確な配当管理: 税金(NISA・特定・一般)を自動計算し、「手取り」でいくら入るかを可視化する。
バランスの監視: 「景気敏感株(攻め)」と「ディフェンシブ株(守り)」の比率をグラフ化する。
月別配当の把握: 「今月はいくら入ってくるのか」を一目で分かるようにする。
ツール機能解説:3つの心臓部
配布するファイル(.xlsm)は、以下の3つのシートで構成されています。
① シート:一覧(データ入力部)
ここがこのツールのエンジンルームです。保有している銘柄の情報を入力します。

基本情報: コード、名称、株数、取得単価などを入力。
分類機能: 「攻め/守り」や「BtoB/BtoC」といった独自のタグ付けが可能。これにより、自分の投資スタイルがどこに偏っているかを分析できます 。
配当管理: 1株あたりの配当金を入力すると、決算月に応じた配当予測額が自動算出されます。
② シート:ポートフォリオ(ダッシュボード)
入力されたデータを元に、VBAが自動で集計を行い、以下の情報を表示します。

資産サマリー: 投資資金合計や、現在の配当利回りを表示 。
配当金内訳: 「特定口座」「NISA」「一般口座」それぞれの税金を考慮した、税引後の「真の配当金」を算出します 。
構成比率グラフ:
オフェンス/ディフェンス比率: 景気変動リスクへの耐性を確認。
目的別比率: 「優待狙い」か「配当狙い」かを確認 。
③ シート:設定(パラメータ調整)
税率設定: デフォルトでは21.5%に設定されていますが、ご自身の環境に合わせて変更可能です 。
導入手順(How to Use)
使い方は非常にシンプルです。Excelマクロ(VBA)を使用しているため、初回のみ設定が必要です。
- ダウンロード
- 記事下部のリンクからファイルをダウンロードしてください。
- マクロの有効化
- ファイルを開いた際、「コンテンツの有効化」という黄色い帯が出た場合はクリックしてください。
- データ入力
- 「シート:一覧」にあるサンプルデータを消去し、ご自身の保有株を入力してください。
- 自動計算
- 入力が終われば、「シート:ポートフォリオ」に自動的に結果が反映されます。
- 月別配当入金
- 「シート:一覧」にある「集計開始」ボタンを押す。
エンジニアの視点(開発後記)
今回のツール作成にあたり、特にこだわったのは「実用的な数字の可視化」です。
例えば、証券会社の画面では「税引前」の配当金が表示されることが多いですが、我々が生活で使えるのは「税引後」の現金です。このツールでは、口座区分(特定/NISA)ごとに税計算ロジックを組み込み、「実際に口座に振り込まれる金額」を表示するようにしました 。
また、VBAを使用していますが、コードの中身はブラックボックスにせず、後からメンテナンスしやすい構造を意識しています。Excelが得意な方は、ご自身でコードを改変していただいても構いません。
まとめ
投資は、航海と同じく「現在地」と「船の状態」を正確に知ることが生存率を高めます。
【ダウンロードはこちら】▼Googleドライブ
自分のポートフォリオは、嵐(暴落)に耐えられる構造か?
毎月、どれくらいの補給(配当)があるのか?
このツールが、皆様の資産形成という長い航海の羅針盤となれば幸いです。
※不具合や「こんな機能が欲しい」という要望があれば、コメント欄にてお知らせください。可能な範囲でアップデートを行います。



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