【宮島競艇】「2号艇が弱いとイン有利」は本当?全国連対率で比べてみた【データ分析】

ギャンブル

 こんにちは、あずるです。

 競艇予想において、誰もが一度は耳にするセオリーがあります。

「2号艇が弱ければ、壁にならないが攻め手もいないので、イン(1号艇)が有利である」

 確かに、2号艇が攻めてこなければ1号艇は楽に回れそうです。実際、オッズを見ると「2号艇が弱い=イン鉄板」として過剰に売れていることが多々あります。

「これ、本当に期待値あるのでしょうか?」

 今回は、私が収集した宮島競艇場の直近半年間の全データ(約1,560レース)を解析し、この定説をデータで検証しました。 結論から言うと、「弱い2号艇」は罠です。

 回収率を意識するなら、むしろ「強い2号艇」がいる時こそインを狙うべきという、直感に反する結果が出ました。その理由をデータを交えて解説します。

この記事の結論

  • 宮島競艇の「弱い2号艇」はイン逃げ成功率は高いが配当が安すぎて稼げない。
  • 実は「強い2号艇(連対率40-50%)」がいるレースの方が、イン逃げの期待値が高い。
  • 弱い2号艇の穴狙いは回収率30%台のため厳禁。

本記事はデータ分析にGeminiPROを使用しています。

検証条件

 今回の分析における条件は以下の通りです。

  • 対象データ: 宮島競艇場 直近半年間(全1,560レース)
    • 具体的に言えば2025/5/5~2025/12/20
  • 分析対象: 2号艇の「全国連対率(2連対率)」
  • 比較項目: 2号艇の強さごとの「1コース1着率(イン逃げ率)」と「イン逃げ時の配当」
  • 除外データ: 進入固定戦、欠場艇が出たレース、不成立レース

※本記事では、2号艇の全国連対率を以下の5段階に分類して集計しています。

  • 超弱: 20%未満
  • 弱: 20%〜30%
  • 中: 30%〜40%
  • 強: 40%〜50%
  • 超強: 50%〜60%

データソースは「艇国バンク」様です。
https://boatrace-db.net/

分析結果①:2号艇の強さとイン勝率の関係

 まずは、2号艇の強さが「1号艇の勝率」にどう影響するかを見てみましょう。 「2号艇が弱いほどインが強い」のが定説ですが、実際はどうでしょうか。

【表1】2号艇の全国連対率別・イン成績一覧

2号艇の連対率1コース1着率イン逃げ時の配当中央値
超弱 (<20%)60%1,290円
弱 (20-30%)61%1,435円
中 (30-40%)57%1,340円
強 (40-50%)50%1,570円
超強 (50-60%)50%1,450円

考察:壁になるのは「20-30%」だけ

 データを見ると、確かに「超強(50-60%)」の2号艇がいる場合、イン勝率は50%まで低下します。これは2号艇自身が差しや強まくりで勝ちに来るためでしょう。

 しかし注目すべきは、「超弱(<20%)」の時よりも、「弱(20-30%)」の時の方がイン勝率が高い(61%)という点です。(わずか1%ですが…)

 2号艇があまりにも弱い(20%未満)と、スタートで遅れたり、他艇の引き波に沈んだりして「壁」としての機能を果たせません。その結果、3号艇や4号艇のまくりを許し、1号艇も巻き込まれるケースが発生していると考えられます。

分析結果②:配当妙味(期待値)の罠

 次に「配当」に注目してください。ここが今回一番お伝えしたいポイントです。

「超弱(<20%)」の時のイン逃げ配当中央値は、わずか1,290円です。

 これは全カテゴリーの中で最低の数字です。 つまり、「2号艇が弱いからインだ!」とみんなが投票しすぎて、オッズが限界まで下がっている状態です。勝率は60%とそこそこ高いですが、事故(イン飛び)のリスクを背負って12.9倍の配当を追うのは、投資として非常に効率が悪いです。

逆張りの発想:「強い2号艇」を利用する

 一方で、「強(40-50%)」のデータを見てください。

  • イン勝率:51%(約2回に1回は勝つ)
  • 配当中央値:1,570円

 2号艇が強いと、ファンは「2号艇の差し(2-1)」や「2号艇の頭」を警戒して舟券を買います。その結果、イン逃げのオッズが甘くなり、配当が跳ね上がっています。

 さらに詳しく見るために、「強い2号艇」がいるレースがどのような結末になっているか、出目別の集計を行いました。

【表2】「強い2号艇(40-50%)」がいるレースの出目別集計

1着艇出現率平均配当
1号艇50.0%2,762円
2号艇19.4%5,569円
3号艇11.4%13,821円
4号艇8.9%17,930円
5号艇6.6%24,381円
6号艇3.7%22,117円

※集計対象:350レース

 この表を見ると、1号艇が勝つ確率はちょうど50%です。 しかし、平均配当は2,762円と、イン逃げにしては破格の高さになっています(中央値でも1,570円)。 これは、「2号艇が強いから、2が差し勝つかも(2-1)」や「2が仕掛けて1が抵抗して、3や4が展開付くかも」といったファンの迷いがオッズに反映されているからでしょう。

 逆に、2号艇が勝つ確率(出現率)は約19%ありますが、平均配当は5,569円と、そこまで高くありません(本命サイドの決着として売れているため)。 つまり、「強い2号艇」がいるレースは、素直にイン(1号艇)から入るのが最も期待値が高いということが、この分布からも読み取れます。

 勝率こそ下がりますが、配当妙味は約300円以上(中央値比)も高い。 トータルの回収率で考えると、「弱い2号艇のイン逃げ」よりも「強い2号艇がいる時のイン逃げ」の方が優秀なのです。

分析結果③:弱い2号艇の「一発」は狙えるか?

「じゃあ、弱い2号艇の穴狙いはどうなんだ?」 そう考える方もいるでしょう。みんなが期待しないからオッズが高くなる、2号艇の頭を狙えば万舟が取れるかもしれません。

そこで、「2号艇が超弱(<20%)のレース」を全通りシミュレーションしてみました。

【表3】2号艇(<20%)狙いの回収率シミュレーション

買い方投資額回収額回収率的中率
2-1 (1点)20,900円5,700円27.3%1.0%
2-流 (5点)104,500円39,700円38.0%4.3%
2-全-全 (20点)418,000円139,000円33.3%4.3%

結果:大赤字…

ご覧の通り、回収率は30%台という壊滅的な結果になりました。

弱い2号艇が勝つ時の配当中央値は12,310円と確かに高いのですが、いかんせん勝率(4%)が低すぎます。「忘れた頃に万舟が出る」程度では、日々の投資分を回収することは不可能です。

弱い2号艇は、インの壁にもならなければ、自身が勝つこともない。 まさに「手を出してはいけない領域」と言えるでしょう。

まとめ:2号艇の正しい扱い方

今回の宮島競艇場におけるデータ分析の結論です。

  1. 2号艇が「超弱(<20%)」の時
    • イン勝率は高いが配当が安すぎる(1,290円)。
    • 2号艇の穴狙いは自殺行為(回収率30%)。
    • 結論:ケン(見送り)が正解。
  2. 2号艇が「強(40-50%)」の時
    • イン勝率は51%あるが、オッズが甘くなる(1,570円)。
    • 結論:ここでイン逃げ(1-2, 1-3等)を狙うのが最も期待値が高い。

「2号艇が弱い=銀行レース」という思い込みは捨ててください。それは銀行ではなく、低い利息で元本割れリスクがある投資信託のようなものです。

次回予告

「じゃあ、何も考えずに買っても勝てるような『バグ』みたいな艇はないの?」

そう思った方、実はあります。 次回は、今回とは真逆の結果が出た「3号艇」について解説します。 なんと、「弱い3号艇」を全通り買い続けるだけで回収率98%という衝撃のデータが出ました。

ぜひ読んでいってね!

 ちなみに回収率150%を超えたシチュエーションもあります…。これは知ると明日から四号艇の全国連対立を見る癖が出来るかも…

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免責事項

※本記事の分析結果は過去のデータを元にしたものであり、将来の利益を保証するものではありません。舟券の購入は自己責任でお願いいたします。

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