結論
| 設定 | コイン持ち(ベース) | 備考 |
| 設定1 | 31.40 G | 公表値・基準 |
| 設定2 | 31.52 G | 推定値 |
| 設定3 | 31.56 G | 推定値 |
| 設定4 | 31.70 G | 推定値 |
| 設定5 | 31.75 G | 推定値 |
| 設定6 | 31.88 G | 推定値 |
導入
導入初日にサミー開発ボイスから「下段ベルの出現率に設定差がある」といち早く公表されました。メーカーからの公表値は「31.4G/50枚(設定1の場合)」と明記されていますが、私はこれを見たとき、「この下段ベルの確率差を用いれば、各設定のリアルなコイン持ちが概算できるのではないか?」と考えました。
本記事では、下段ベルの出現率格差に基づき、各設定の真のベースを逆算したテクニカルレポートをお届けします。
基礎データ:下段ベルの出現率と獲得枚数
スロットにおいて、微細な数値の差は長期的な期待値に直結します。まずは基礎となる下段ベルの仕様を整理します。
下段ベル(13枚)の出現率
- 獲得枚数: 13枚
- 各設定の出現率:
- 設定1:1/121.1
- 設定2:1/114.4
- 設定3:1/112.8
- 設定4:1/106.2
- 設定5:1/104.2
- 設定6:1/99.1
情報源:サミー開発ボイス(Xポスト)
計算の前提条件(はずれからの置き換え仮説)
ここで一つ、非常に重要な前提を共有しておきます。
本計算における数値は、「設定が上がるにつれて増加する下段ベルの出現分は、すべて『はずれ(0枚役)』から置き換わっている」という仮説に基づいています。
他の小役確率との兼ね合いが全くないとは言い切れません。推測としてこの条件を採用します。あくまで【概算】である点はご留意ください。
算出ロジック:各設定の平均OUT枚数と回転数の導出
それでは、緻密に各設定のベースを逆算していきましょう。以下の3ステップで算出しています。
ステップ1:設定1の1Gあたりの平均OUT枚数を算出
まずは基準となる設定1(公表ベース31.4G)において、1Gあたり平均何枚の払い出しがあるのかを求めます。
3枚(IN) - (50枚 / 31.4G) = 約1.4076枚
ステップ2:ベル確率差による1GあたりのOUT枚数増加分の算出
次に、設定ごとの下段ベル出現率の差分から、1GあたりのOUT枚数がどれだけ増加するかを計算します。
(1 / 対象設定の確率 - 1 / 121.1) × 13枚
ステップ3:各設定のコイン持ち(ベース)の逆算
ステップ2で求めた増加分を初期OUT枚数に足し合わせ、新しい平均OUT枚数を用いて、50枚あたりの回転数を再度割り出します。
50 / (3枚 - 新しい平均OUT枚数)
【算出結果】設定別コイン持ち(ベース)一覧表
お待たせしました。上記のロジックから導き出された、設定別のベース一覧です。
分析信頼度:★★★☆☆(※はずれ置き換え仮説に基づく推計値のため)
| 設定 | コイン持ち(ベース) | 備考 |
| 設定1 | 31.40 G | 公表値・基準 |
| 設定2 | 31.52 G | |
| 設定3 | 31.56 G | |
| 設定4 | 31.70 G | |
| 設定5 | 31.75 G | |
| 設定6 | 31.88 G |
設定1と設定6における「0.48G」の差異
設定1と設定6を比較すると、50枚あたり「0.48G」の差が生まれていることが分かります。
たった0.48Gの差と思うかもしれません。しかし、終日8000G回すような環境下では、この微差が総投資額や期待値の計算に確実な影響を与えます。現場の肌感覚として、この「チリツモ」の数値を無視するわけにはいきません。
考察:本データの実戦および解析における位置付け
最後に、この算出したデータをどのように活用すべきかを考察します。
設定判別のメイン要素としては不十分
結論として、この0.48Gのベース差を体感で察知したり、短時間の遊技において設定判別の主軸に据えるのは無理だと思います。
下段ベル自体の分母が大きく、短期的な下振れ・上振れで容易に荒れてしまうため、実戦においては「高設定なら投資スピードがほんの少しだけ緩やかになる」程度の認識に留めるのが賢明です。
期待値計算の精度向上への寄与
では、なぜわざわざこの数値を算出したのか?
それは、「ご自身の期待値計算モデルを、より精密にアップデートするため」です。
全設定一律で公表値(31.4G)を用いるのと、設定ごとの真のベースを用いるのとでは、初当たり確率から逆算される「AT期待枚数」などの結果が異なってきます。このデータは、より完璧なシミュレーション環境を構築するための補足データです。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
本記事では、Lカバネリ2の下段ベル確率差から、設定別のコイン持ち(ベース)を算出しました。はずれからの置き換えという仮説を含みますが、事実と論理に基づいたこの微細な差異が、データ解析志向の皆様の役に立てば幸いです。
そして、本レポートで導き出したベース数値を適用し、より精度の高いAT性能を再構築した記事がこちらです。
設定ごとの「真のAT性能」を知りたい方は、ぜひ合わせて確認し、立ち回りの参考にしてください!



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